8月31日 散布小学校が豊かな海を育む森づくり体験
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8月31日(木)、散布小学校(村瀬清史校長)全児童の23人が、シマフクロウの視点から豊かな海と森の関係について知り、散布の沼や沿岸の生き物を支える栄養豊富な水を育む水源森の理解を深めるため、「豊かな海を育む森づくり」をテーマに学習が行われました。
この取り組みは、3年目を迎え、講師には、シマフクロウ・エイドの菅野正巳代表、菅野直子事務局長、北海道科学大学名誉教授の岡村俊邦さん(近自然森づくり協会理事長・北海道支部長)の3人が務められました。
この日は、最初に校内で森と海の関係についての説明があり、シマフクロウの住む広葉樹の森が減っていること・その森が減ると水を蓄える力が弱くなり海へ土砂が流れ込んでしまうこと・森から流れ出る水は火散布沼のアサリやカキなどに栄養も与えていることから森と川や海には大きなつながりがあることなど、多くのことを学びました。
その後、植樹地に移動し、ヤチダモ、カツラ、アオダモ、オニグルミ、エゾヤマザクラ、エゾマツ、ハルニレ、ミズナラなど多種の苗を植える活動を行いました。どの子も楽しみながらも一生懸命に植樹する姿が見られました。
子どもたちからは「シマフクロウやその巣になる木を探す活動もしてみたい」・「植えた木がどのくらいの大きさになるのか楽しみ」・「森の栄養が海に流れていることが分かった」などといった、たくさんの声が聞かれました。
この活動は、自分たちが暮らす地域の海にも大きな影響を与える活動です。自然に親しみ、その役割について理解を深めることで、子どもたち、地域の方々がともに育む豊かな海、森づくりへとつながることが期待されます。