4月4日 災害対応特殊救急自動車導入

トップ > デジカメスケッチ > 平成30年度 > 災害対応特殊救急自動車導入

災害対応特殊救急自動車

 4月4日、浜中消防署に新たに配備された救急車(災害対応特殊救急自動車)が町長に披露されました。

災害対応特殊救急自動車内部

 この車両は、通常の救急車両の装備のほかに、車上と車内にカメラを装備し、インターネットを介して消防署の通信室や救急病院など、各関係機関で映像を確認することができ、現場までの誤走行の防止、また、災害などの緊急時に仮設の指揮本部を立ち上げたときでも現場状況の共有が可能となります。

災害対応特殊救急自動車内部2

 こういった高度な情報共有ができるのには浜中消防署の通信室に秘密がありました。

通信室

 一般的に他の消防署で導入しているのは、救急業務用の高額な既製品ですが、これを購入せずに、浜中町の実情に合わせ、必要な情報を集めて、現場で対応する職員目線で浜中消防署の職員が自ら構築した通信システムは、高額な既製品のシステムと同等以上の性能を持っていました。

 消防職員や消防団員への緊急招集も、瞬時に一斉送信できる仕組みとなっており、これにより火災や災害時などに迅速な出動・初動対応をすることができます。

タブレット

 出動要請の通報があった場合、要救助者や搬送者の個人名を入力すると、年齢や住所のほか、住居の場所が地図で表され、その人の過去の救急車の出動履歴、ドクターヘリが必要な場合の最適な離発着ポイントの表示など、瞬時に表示されて現場での素早い対応ができるなど、知れば知るほど安心できるシステムでした。

 新たに配備された救急車にもパソコンが整備され、この通信システムとリンクします。必要な情報は救急車からでも引き出すことができ、隊員同士だけではなく、病院などとも情報共有ができるそうです。今後ますます、皆さんの暮らしの安心感が高まります。

デジカメスケッチアイコン