水道水中の有機フッ素化合物PFAS(PFOSおよびPFOA)について

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 ○浜中町における有機フッ素化合物PFAS(PFOS・PFOA)の検査について

 令和6年7月に北海道安平川で発がん性が指摘される化学物質PFASが、暫定目標値である1リットルあたり50ng/Lを超えて検出されたことをうけ、浜中町は、水道水の安全性を確認するため臨時検査を実施しました。

 ○有機フッ素化合物PFAS(PFOS・PFOA)の検査結果について

 PFOSおよびPFOAは、水道法で定められている水道水質基準には含まれておりませんが、安全性を確認するため、令和6年7月に浄水場の水源となる「三郎川」と「深井戸」の原水ともに、1リットルあたり2ng/L未満(PFOSとPFOAの合計値)で、暫定目標値である1リットルあたり50ng/Lを超えておらず、浜中町の水道水は安全であることを確認しました。                                 

 今後も定期的に検査を行い、浜中町の水道水の安全性を確保していきます。

 詳しくは、下記の検査結果をご確認ください。

 西円朱別浄水場 原水(三郎川)PDFファイル(506KB)

 西円朱別新浄水場 原水(深井戸)PDFファイル(533KB)

 ○有機フッ素化合物PFAS(PFOS・PFOA)とは

 有機フッ素化合物とは、炭素とフッ素の結合を持つ有機化合物の総称で「PFAS(ピーファス:ペルフルオロキアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)」と呼び、自然界には存在せず人工的に作られた物で数千種類以上の物質があるとされています。その中でも国内で幅広く使用されてきた代表的なものとして、「PFOS(ピーフォス:ペルフルオロオクタンスルホン酸)」と「PFOA(ピーフォア:ペルフルオロオクタン酸)」があり、水道水の水質管理目標設定項目として国で定めされています。

 これらの主な用途としては、「PFOS」は半導体用反射防止剤・レジストや泡消火薬剤、「PFOA」はフッ素ポリマー加工助剤や界面活性剤などに使用されていましたが、難分解性であるため、長期にわたって環境中に残留すると考えられており、「永遠の化学物質」とも呼ばれ、環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物への影響が懸念されることから、国内では「化学物質の審査および製造等の規制に関する法律(化審法)」に基づき、PFOSは2010年に、PFOAは2021年に製造・輸入等が原則禁止されています。

 ○水道水中の有機フッ素化合物PFAS(PFOS・PFOA)の基準について

 PFOSおよびPFOAについては、水道法における「水質基準項目」(遵守義務・検査義務あり)には設定されていませんが、水質管理上留意すべき項目として設定されている「水質管理目標設定項目」に令和2年から追加され、暫定目標値が「PFOSおよびPFOAの量の和として50ng/L以下」と定められています。

 ※暫定目標値は国で定められた値で、体重50キロの人が一生涯毎日2リットルの水を摂取し続けても、健康に悪影響がないとされる濃度として設定されています。

 ※ng/L(ナノグラム/リットル)とは水1リットルあたり10億分の1グラムが含まれていることを表します。

 詳しくは、下記リンクをご確認ください。

環境省 PFOS・PFOAとは?PDFファイル(822KB)

https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/jss/khz/165795.html (北海道)

 

 

この記事に関するお問い合わせ先

浜中町役場 上下水道課 水道施設係
〒088-1592 北海道厚岸郡浜中町湯沸445番地
電話番号:0153-62-2285

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